野良日記:真夏の三種の神器?(2021年8月)

ここ数日は、連日の雨の影響で過ごしやすい日が続いていますが、夏の畑は「つらい」のひとことに尽きます。朝早く行けば、蚊の大群に襲われ、かといって時間を遅くすると太陽が真上にのぼる時間帯での野良作業は5分と持ちません。すぐに日陰に避難したくなるようなジリジリと焼けるような暑さです。

こんな暑さの中、紫外線をガンガン浴び、シミが全身にまで広がり、自分の肌を犠牲にしてまで野良仕事をする意味はあるのだろうか?なんて、夏になると考えてしまうのです。でも悩ましいことに、それ以上に自然からの恩恵の方が多くて、やっぱりやめられない。うぅ・・。誰か最強のシミ対策教えてください。

前置きはこのくらいにして、紫外線や汗などで不快な思いをすることが多い夏は、この3点セットが欠かせません。

まず、先日作ったサルッパカマ。夏は全身汗びっしょりになりますが、このサルッパカマは、おしりの部分がぽこっと突き出ているので、ズボンの中は常に空間ができ、汗があまり気になりません。以前は、汗をかいてもサラッと感があるポリエステル系のものを好んで着ていたのですが、今はサルッパカマの方が断然涼しく感じます。木綿なのにべちょべちょになると思いきや、そうでもなかったという、このサルッパカマがこの夏の一押しです。

サルッパカマ

次に、シルクのハンドウォーマー。草刈りや種まきの時って、手の甲が太陽に向いているんですね。そして、ふと手の甲を見るとどんどんシミが増えている!手の甲くらいどうでもいっかと思っていたのですが、一度気になるとじっと見つめてしまう手のシミ。作業用手袋では防げていないってことだと思うので、とりあえず日焼け止めを塗って、シルクのハンドウォーマー(ピンク色のです)を着けて、作業用の手袋をするようにしました。これが、また不思議なんですけれど、汗びっしょりかいても、それほど気にならないんです。指先が出ているので、作業用手袋を重ねても窮屈な感じもありません。自然素材の生地は、UVカットの効果もあると言われているので、この夏はシルクのハンドウォーマー+作業用手袋のダブルで防御しています。

ハンドウォーマー

そして、3つ目はインドカディコットンのヘアバンド。やっぱり髪の毛も紫外線が当たりすぎるのは良くないし、最近切れ毛や抜け毛が増えつつあって、もしかしたら紫外線のせいかもしれないなぁと。麦わら帽子の下はいつもヘアバンドをしています。この生地がまたよく汗を吸ってくれるので、本当に重宝しています。色が落ち着いていますので、着けやすいヘアバンドです。1年中活躍してくれます。まだ販売中ですのでぜひ!

ヘアバンド

全国的にも、世界的にも、気候変動の影響で大きな災害が頻発するようになりました。少しずつ変化があったのだろうけれど、ここに来てはっきりと目に見える形になってきました。植物は、もっと早い段階でいろいろなことを察知して、それに適応するための準備をしているように見えるのですが、私も含めて、多くの人は、目に見えてこないとなかなか行動に移せません。植物を見ていると本当に学ぶことが多く、小さなヒントがそこにあるような気がしてなりません。